登戸 整体なら、ねもと整体

関節のあそび

遊びがあるから痛まない

 

バネのある体は痛みを生じにくい身体でもあります。ばねがあればなめらかな動きができ、運動時に身体にかかる衝撃を吸収してトラブルを未然に防ぐことができます。

 

なぜ痛みを生じるかを考えながらバネの正体を解き明かしてみましょう

 

痛みの原因は身体の歪みと思われがちですが、関節(関節被膜)のあそびの消失にあると確信するようになりました。

 

私たちの身体を支える骨格は200個以上の骨で構成されています。それらの骨と骨をつないでいるのが全部で206個ある関節とそれを補強する関節被膜があります。

 

人体骨格模型をみてもこの空間には何もありませんが、実際は神経、血管、靭帯、関節包などからなる関節被膜が骨どうしをつなぎとめています。

 

たとえば背骨「脊柱」は24個の小さな骨がつながっているので、計23個の椎間板とそれぞれの動作を制限する関節被膜があります。

 

 

 

肩こりに特化した肩甲骨調整法

ボキッとしない頸椎の調整法

膝痛・股関節痛の豊富なテクニック

 

この関節被膜があります。この関節被膜は非常にガッチリした構造になっており、つなぎとめられた骨が簡単に動くことがないと言われています。

 

歩いたり、走ったりするたびに背骨の一つ一つがグラグラしていたら困りますから当然と言えば当然だと思います。

 

しかし実は1ミリ以下という微小な範囲で動くと言われています。

 

詳しく説明しますと牽引、圧縮、前後のすべり、左右のすべり、左右回旋という8方向の力に対して微小にずれて、元の状態に戻るだけの弾力を持っていると言われています。

 

これが関節の「遊び」です。力が加わって変形しても、すぐ元通りになる硬いゴムボールをイメージしてください。

 

このずれて戻る微小な動きからバネが生まれます。

 

先ほど背骨は動かないと説明しましたが実際は、関節の遊びによってわずかな範囲で竿のようにしなり、運動にかかる衝撃をうまく逃がしていると言われています。

 

他の関節も同じだと言われています。

 

普通に歩いていても膝には体重の約1.5倍の衝撃がかかっていると言われています。

 

それでも痛みが出ないのは関節の遊びが衝撃を緩和しているからです。